7月4日 東京発

流しで足を洗っていたラーメン屋
 都内某所にあるラーメン屋に行きました。でも、初めからそこへ行くつもりではなく、行こうとしたラーメン屋が並んでいたので、仕方なく行ったのでした。
 なぜ「仕方なく」かというと、それはもう2年くらい前にさかのぼらなければなりません。
 その時いたのは、小平さん、朝倉中尉、ナベニンの3人でした。その3人は、仕事は終わるとよくそのラーメン屋に行ったそうです。
 ある時、小平さんがふと前を見ると、従業員が食器を洗う流しで足を洗っていたそうです。しばし、ぼう然とみていると、もう1人の従業員がやって来ました。「なにやってんですか!」。後輩が先輩に注意しているようです。しかし、次の一言は耳を疑うものでした。
 「そんなことしたら、移っちゃうじゃないですかっ!」
 
この状況で“移る”ものを考えるとただ1つ。
 
水虫以外に考えられないではありませんか。

 その後、「紹興酒をグラスで」と言うと、足を洗った流しから、グラスを取り出し、紹興酒を注いだそうです。
 目撃した小平さんは、レジに行って一部始終を話したそうです。ところが、その店の店長は現行犯でないことをいいことに、「そんなことはない」と全面否認に走ったそうです。

 その一件以来、「もうあの店に行くのはよそう」ということになり、2年の月日がたったというわけです。

 その日のメンバーは、ナベニン、タニザワ、私の3人です。先にも書いたように、目的の店が満員だったので、ナベニンが「足洗いラーメンでもいいっすかねー」。私は一瞬「えーっ」と思ったのですが、並んで待つのもしんどかったので、行くことに合意しました。

 店に着くと、ナベニンが「あそこが足洗いの現場ですよ」と指さしてくれました。まるで、名所を見るかのようです。
 最初に、ワンタンと餃子をたのみ、後から麺です。
 
 こういう話を聞いてしまうと、相当まずいんじゃないかって思ってたんですけど、ワンタンと餃子を食べてみてビックリです。
 だって、うまいんですから。
 足洗いの現場にいたナベニンに「なんだ、うまいじゃん」って言うと、「そうですよ、まずいなんて一言も言ってませんよ。ただ、足を洗っていたって言っただけですよ」。
ここが、あの「足洗い」現場
餃子(上)とワンタン麺。ワンタンがこの店の名物のようです。
 いやいや、こんなうまいんならもっと早く行っていればよかったよ。
 でも、ナベニンによれば、足を洗うことが微妙にスープの味にうま味を加えているとか。