| 2003年10月10日 =鈴鹿発 焼いてはいけない焼き肉 | ||||||||||||
| 僕を知ってる多くの人は、僕が大の焼き肉好きだと思っているようだが、それは誤解だ。この場で釈明したい。たまに「岡本さんは週に1回は焼き肉食べているんですよね」と真顔で聞かれることがある。週に1回どころか、このところは年に2回くらいしか食べていない。でも、それを言っても全く信じてもらえないのは、不徳の致すところとしか言いようがない。 確かに、焼き肉を食べ歩いた時期があった。でも、30代前半からそういうこともやらなくなくなった。1つは体調の問題。体が脂っこいものをあまり受け付けなくなったのだ。簡単に言えばトシだ。もう一つは、焼き肉慣れである。焼き肉のおいしさに慣れてしまったのだ。 初めて焼き肉を食べたのは、小学校4年生くらいの時。もちろん、家で食べた。何でそんなことを覚えているかというと、両親が「今日は焼き肉だぞーっ」とはしゃいでいたからだ。その時より前に、まとまった肉を食べた記憶がない。そして、その肉は豚肉だった。両親は焼き肉とは豚肉でやるものと教えてくれた。そして、僕は両親に教えられたとおりに豚の焼き肉を堪能した。生まれて1番おいしいものを食べたと思った。もちろんその頃牛肉は未知の世界だった。 やがて社会人となり、たまに外で焼き肉を食べるだけの財力が備わった。そのころは、焼き肉といえばカルビしかなかった。ロースとかミノとかには全く興味がなかった。脂っこく、こってりしていることだけが重要だった。食べる量もすごかった。僕は痩せているので、あまり食べないというイメージをもっている人が結構多いのだが、全く違う。今から比べると底なしだったような感じがする。これが第1期焼き肉黄金時代だ。 それからしばらくすると、だんだんと量を食べられなくなった。同時に脂っこいものを食べると胃のもたれを感じるようになってきた。こうして質を求めるようになった。肉を焼ければ何でもいいという時代が終わったのだ。これが第2期黄金時代。おいしい焼き肉屋を探し回った。今みたいにインターネットなんてものがなかったから、電話帳とにらめっこだ。手探りだった。今思うとあの頃のパワーは自分でもすごいと思う。足を使っておいしい店を探していたのだから。 さらに年を重ねると、さっぱりしたものしか体が受け付けず、焼き肉は遙か遠い世界となってしまった。これが今である。 | ||||||||||||
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| その年に2回のうちの1回、人生を変えるような焼き肉に出会ったのだ。大げさでも何でもない。F1の関係者から聞いていったのだが、店の名前が伏せておく。友達でもよほどの友達でないと教えられない。荒らされたくないからだ。驚くべき松阪牛なのだ。ま、とにかく見てもらいたい。 | ||||||||||||
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| 店の人は、さっと炙るだけで食べでくださいという。ほとんど生状態。しかし、これが最高なんだ。今まで生きてきた中で、一番おいしい肉を食べた瞬間だった。 | ||||||||||||
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| 店主直々の焼き方指南だ。肉は鉄板の隅に置かなければならない。数秒焼いて食べるのだ。焼きすぎるとせっかくの肉が台無しになってしまう。 | ||||||||||||
| 年に2回でなくても、ここの焼き肉を食べてしまった後は、しばらく他で食べる気がしない。もしかしたら、次に焼き肉を食べるときもここかもしれない。 | ||||||||||||